2023年
問題121給湯設備の保守管理内容とその実施頻度との組合せとして,最も不適当なものは次のうちどれか.
(1)第一種圧力容器の定期自主検査6か月以内ごとに1回
(2)第二種圧力容器の定期自主検査1年以内ごとに1回
(3)小型圧力容器の定期自主検査1年以内ごとに1回
(4)シャワーヘッドの定期点検6か月に1回以上
(5)給湯配管類の管洗浄1年に1回以上
2023年
問題121正解(1)頻出度AAA
第一種圧力容器の定期自主検査は,ボイラー及び圧力容器安全規則第67条により,1か月以内ごとに1回と定められている(2023-121-1表参照).
ボイラ,圧力容器の種別 | 性能検査 | 自主検査 |
第一種圧力容器ボイラ (小型ボイラを除く) |
1年以内ごとに1回,労働基準監督署の性能検査 | 1カ月以内ごとに1回,定期自主検査 |
小型圧力容器 第二種圧力容器 小型ボイラ |
(なし) | 1年以内ごとに1回,定期自主検査 |
-(4) ,-(5) 給湯設備の点検は次のとおり.
1.中央式給湯方式の循環ポンプは,1年に1回以上,分解清掃を行う.
2.各種弁などについては,1年に1回以上分解掃除を行う.シャワーヘッドや水栓のこま部は,6か月に1回以上定期的に点検し,1年に1回以上は分解掃除を行う.
3.給湯配管は,1年に1回以上,厚生労働省告示に基づく給水系統配管の管洗浄に準じて管洗浄を行うことが望ましい.
4.逃し弁は必要に応じて,レバーハンドルを操作させて作動を確認する.
出典 公益社団法人 日本建築衛生管理教育センター「新建築物の環境衛生管理」(平成31年3月31日 第1版第1刷)中434〜435